『キャットランド 猫カフェ ルアナ』は20匹以上の猫(通称:ルアニャンズ)がいる猫カフェです。『動物を愛することの架け橋に』をコンセプトに、来店したお客様を笑顔にしたいという思いをもって運営しています。保護猫活動にも力を入れており、実際に保護猫をルアニャンズとして迎え入れ、3年経った頃に里親に出すというルアナ譲渡プロジェクトを行っています。
オープン当初は集客に悩んだ時期もありましたが、今ではSNSに投稿する動画のほとんどが再生回数1万回以上。中には再生回数1000万回以上を突破した動画も。「SNSを見て来店しました」というお客様も増えており、猫たちに熱狂的なファンがつくほどの人気猫カフェです。
そんな猫カフェルアナのSNS集客の秘訣について、マネケルスタッフが伺ったのでご紹介します。
目次
SNS投稿のきっかけと目的
猫カフェルアナは2016年8月、岡山市中心部にオープン。人通りが多いエリアですが、店舗がビルの2階ということもあり、すぐに集客には繋がりませんでした。そこで店長の小川氏は、「ネット社会なので自分たちから情報発信しないとお客様に届かない」と考え、手軽に始められる集客方法としてSNSを活用し始めました。
毎日2回以上投稿することに
SNSは主にX(旧Twitter)、Instagram、LINEから運用し始め、X(旧Twitter)とInstagramに関しては毎日2回以上は投稿。投稿内容は猫たちの日常の様子やおやつやりイベントの告知、フォロワー限定のお得なクーポンなど様々です。
「ユーザーに喜んでもらえるよう、猫たちの写真と一緒に告知を行っています。今ではSNSを見て来ましたと言って来店されるお客様も多くいて、SNSでの発信が集客に繋がっていると実感します。」
SNS集客の成果
集客はSNSがメインである猫カフェルアナ。ここでは実際のSNS集客の成果をご紹介します。
- フォロワー数が目標の2倍以上に
- リピート率が50%に
- 猫にファンがつくようになった
フォロワー数が目標の2倍以上に
「Instagramの2021年目標フォロワー数は3,000人でした。スタッフから最近のInstagramはリール動画がおすすめですよと言われたので『猫の捕まえ方シリーズ』※を投稿し始めたんです。」
スタッフの意見を取り入れリール動画を投稿。するとこのシリーズが反響を呼び、ほとんどの投稿が1万回以上再生されるように。中には1,000万回再生を突破した動画もあり、2021年11月時点のInstagramフォロワーは7,000人以上。目標の2倍以上という結果となりました。
※小川氏がダンボールやおもちゃを活用して様々な方法で猫を捕まえる動画シリーズ
リピート率が50%に
「オープン当初はほとんどが新規のお客様でしたね。SNSを活用し始めてから、今日はおやつやりイベントだから来ましたとか、LINEで配信されていたクーポン使いたいですとか、SNSの告知を見て何度も来店されるお客様が増えました。」と小川氏。今では新規とリピートの割合は半々で、SNSが新規の集客とリピート率向上の両方に活用されています。
猫にファンがつくようになった
猫カフェルアナではスコティッシュフォールド、アメリカンカール、マンチカン、雑種など様々な種類の猫がいる上に、それぞれが個性豊かな性格であるところも魅力の一つです。
お客様の中には「SNSを見て○○ちゃんに会いにきました!」「今日は○○ちゃんの誕生日ですよね?」と来店する方も多くおり、猫のおもちゃやおやつなどをプレゼントされることも。
「ルアナが発信しているSNSがきっかけで来店したお客様が猫のファンとなり、そのお客様が猫の写真を自身のSNSに投稿してくれます。そうすると口コミも広がって、新しい顧客の獲得にも繋がっていますね。」
SNS集客の戦略ポイント
企業や店舗のアカウントやユーザー数が多いSNSでは、ただ投稿をするだけではなかなか集客に繋がらないものです。そんな中、猫カフェルアナがこのような成果を出せるのはなぜでしょうか。ここではSNS集客の戦略ポイントを3つご紹介します。
- ユーザーにとって嬉しい情報を告知する
- 投稿内容の管理
- ユーザーからのコメントは返す
ユーザーにとって嬉しい情報を告知する
猫カフェルアナではユニークなイベントが多いのも特徴です。例えば毎月25日はにゃんこの日と題し、おやつやりイベントを実施。猫におやつをあげることで、普段よりも近い距離感で猫と接することができます。猫の誕生日には無料でポストカードをプレゼントしており、ファンにとっては嬉しい特典となっています。
また、フォロワー限定のお得な割引クーポンなど、ユーザーにとってお得な情報や嬉しいイベント情報をSNSで発信しています。
投稿内容の管理
「以前は1日2回以上投稿することが目標だったので、同じ猫の写真をアップしてしまったり、同じような投稿内容が続いたりと偏りがありました。今では投稿の内容を見直し、均等に猫たちを紹介できるように日報で管理しています。」
スタッフ全員で情報共有するようになった結果、「いつ」「どの猫を」「どんな内容で投稿したのか」という把握と、次回投稿内容のアイデア出しにも繋がっています。
ユーザーからのコメントは返す
「SNS投稿を見て、国内・海外からも多数のコメントをいただくようになりました。返せるコメントはしっかり返すように意識していて、ユーザーとSNS上でコミュニケーションをとることでスタッフとの距離を縮めるきっかけにもなっています。また、フォロワー同士がSNS上でコミュニケーションをとるなどし、来店の際にお客様同士の距離が縮まることもありますね。」
SNSがきっかけとなり、猫カフェルアナは「人と猫」だけでなく「人と人」が交流できる場にもなっています。
SNS集客のコツは「飽きさせないこと」
(画像:猫カフェルアナ Instagram)
最後にSNS集客のコツについてお伺いしました。
「SNSは飽きさせないことが大事だと考えています。私たちも以前は同じような投稿をしていましたが、ユーザーに飽きられてしまっていると感じ投稿内容の管理、コメントへの返事、Instagramのリール動画やYouTubeなど新しいことにも挑戦してきました。そうすることでよりユーザーとの距離が近くなったり、ファンとなってくれたお客様の口コミから新規顧客の獲得に繋がったりといい影響が生まれ、今ではSNSが集客を支えてくれています。」
まとめ
本記事ではSNS集客に成功した猫カフェルアナの事例をご紹介しました。
ユーザー数の多いSNSで集客をするには、ただ継続して投稿をするのではなくSNS戦略のもと運用することが大切です。
また、SNSの機能や種類も新しいものになっているので、ユーザーを飽きさせないよう新しいことにも挑戦し、自店にあったSNS集客を見つけてみてはいかがでしょうか。
※この記事はキャットランド 猫カフェルアナ様との協力のもと制作しております。